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モンシロチョウの生活環

第1週(0-3日)
卵が到着後、1-3日以内に卵は孵化します。一度若い幼虫が卵の頂上近くの穴から這い出てきたら、食べ物を探し始めます。もし食べ物がなかったら、隣のまだ孵化していない卵を食べます。若いアブラナ科の植物は、幼虫が成長し、脱皮する間、栄養源を供給します。

第2週(3-13日)
幼虫は、5つの段階を経て成長します。これを令と呼びます。令は1令から5令まであります。それぞれの令の終わりに幼虫は外骨格より大きくなり脱皮する 必要があります。幼虫は乾いた場所を探し、自分達を守るために糸のカーペットを紡ぎます。(この糸は絹糸腺から紡がれます、絹糸腺は、前部と後部にあります。)外骨格が割れたとき、幼虫は這いだし、外骨格が硬くなる前に、液体と共に新しい外骨格(皮膚)を押し出します。幼虫は、最初の週に2-3回脱皮します。幼虫が成長し、脱皮するにつれて、貪欲な食事ぶりを示すようになります。幼虫は植物をよく食べ、次々とブロッコリーやキャベツのような次の食べ物を探します。

第3週(13-18日)
幼虫が最終段階の5令になったとき、蛹になるのに適した場所を探します。多くの幼虫は、飼育箱の壁面かブロッコリかキャベツに付きます。一度場所を決めたら、自分をその場所につなぎ止めるために糸を吐き、体の中心に巻き付けます。また、幼虫は、細かい鈎上のもので体の後部をつなぎとめます。

蛹は、5令幼虫の外骨格の中で形成されます。蛹が育ったとき、5令の外骨格は、頭のから割れてきます。5令幼虫の古い外骨格は、蛹の新しい外骨格の上を靴下を脱ぐように滑り落ちていきます。脱いだ古い外骨格は、硬くなり、蛹の後部にあるか蛹の下に落ちているかもしれません。蛹は依然としてしっかり糸でつながれています。

第4週(18-26日)
外側だけを観察していると、次の10日間は静かです。しかし、実は全く違っています。深い変化が蛹の中で起こっています。蛹は、変態の間、幼虫から成虫へと変身します。

最初の数時間で、柔らかい緑色の蛹は、硬くなり半透明の茶色になります。次の数日、新しく形成された翅が現れてきます。二つの点が蛹の両側に見られるようになったら、蝶は、24時間内に羽化します。

第5-9週(26-55日)
蛹から這い出したあと(だいたい1分ぐらい)、蝶は新しい翅をのばし、食べ物を探します。このとき、蝶が欲しがっているのは、花の蜜です。(2週間前にウイスコンシンファストプランツを植えるよう計画して下さい。そうすれば、ちょうど花が咲いています。)蝶が甘い物を探したら、吻をのばし、花に差し込みます。蝶が蜜を飲むので、知らずにそれぞれの花から花粉を集めて、他の花のめしべの柱頭に受粉させます。

羽化後2-3日以内に続いて交尾をします。蝶のつがいは、空中や植物の上で数十分間交尾をします。2,3日後、雌の蝶(翅に2つの点があります。)は、ウイスコンシンファストプランツの葉の裏側や卵の収集器の上に小さい卵を産卵します。そして、蝶の生活環は続きます。

蝶について
自然界では、モンシロチョウは、アブラナ科の植物が育つところでは、どこでも見かけることができます。このモンシロチョウは、ブロッコリーやカノーラが育つ畑、黄色い野生のカラシナが育っているような道路ぎわなどで短い一生を過ごします。

この飼育が簡単な昆虫は、だいたい40日の生活環であり、とても短いものです。2ヶ月以内で、生徒達は、孵化から産卵までの生活環の全てを観察することができます。教室で簡単に飼育することができ、モンシロチョウを飼育するには、食草であるアブラナ科を供給する以外はあまり注意を払う必要はありません。産卵後の次の世代の卵は、冷蔵庫で保存することができます。

蝶の飼育に関する詳しい情報は、「モンシロチョウの飼育」を見て下さい。

 

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