ファストプランツを使った小・中学校における植物教材としての実践例

日本生物教育学会第82回全国大会研究発表

小•中学校における植物教材としてのFast Plantsの実用化

○横尾恵里• 森本弘一<奈良教育大学>

植物を使って授業を行うに当たっては、まず授業の構成をその状態に合わせなければならない。花の観察を行いたくても授業を行うときに花が咲いていなければ観察ができないのである。
そこで、本研究ではこれらの問題を解決すべく生活環が約45日と短く、栽培が容易で、室内にて条件を整えれば年中栽培可能であるFast Plants<学名:Brassica rapa>という植物を植物教材として実用化を図った。Fast Plantsはアメリカ、カナダ、オーストラリアなど各国の学校で活用されている。
本研究では日本の教科書の実験•観察をFast Plantsを利用して行い、教材として活用できるように試みた。
これまでに気孔の観察、花粉管の伸長、光合成の実験を行った。
遺伝教材として2品種<standard とRosette-Dwarf>を使い、「メンデルの遺伝法則」の教材として実用化を図っている。

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<今春、推奨栽培用土、肥料等の販売を予定しています>

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<この栽培方法の場合、アルミホイルで囲うことで照度は大幅にUPします。>

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