蝶の飼育箱(ファストプランツの光の箱を転用したもの)

材料
・一つの空のコピー用紙の箱
・電源コードとプラグ
・プラスティックの蓋
・糊
・透明なテープ
・ハサミもしくはカッター
・30ワットの円形の蛍光灯
・ナイロンメッシュ
・24時間タイマー

製作
1.プラスティックのプレートに約3 cmの穴をあけ、回りの縁を切り取る。

2.図に示しているように箱の上の方に空気孔として、3×12 cmを切り取りナイロンメッシュをつける。

3.箱の上に直径3 cmの穴を開ける。(この穴を通して電源ソケットを入れる)

4.内面に糊をつけ、全体を覆うようにアルミニウムホイルを貼り付ける。透明テープを使って角を補強する。

5.穴とプラスティックプレートを通して電源ソケットを通す。蛍光灯をつける。アブラナ科の花を栽培するときは24時間光を照射する。蝶を飼育するときは、タイマーを使って、16時間照射する。

6.小さいバインダーを使ってナイロンメッシュをつける。(箱の空いているところは、3面とする。)

 

 

 

 

アブラナ科の花を飼育するボトル

材料
・様々なサイズのペットボトル
・芯に使う磨いていない綿の糸(20 cmの長さ)
・培地(バーミキュライト、ピートモス、を混ぜたもの)
・肥料

製作
1.栽培漏斗を作るためにペットボトルの肩の下0.5
cmのところで切り、そこに培地と肥料を入れます。ボトルをより安定にさせるため、液体肥料の貯蔵槽をつくるために8-12 cm切ります。

2.ペットボトルのフタに 5 mmの穴を開けます。そして、ボトルにフタをします。

3.フタに吸水用の芯を入れます。だいたい0.5 cm×10 cmの長さです。芯がよく水を吸うか確認して下さい。

4.漏斗を逆さまにして貯蔵槽に差し込みます。芯は、漏斗から貯蔵槽の底に付くように垂らします。

植え付け
1.漏斗を貯蔵槽に差し込みます。

2.芯から水が垂れるくらい上から水を注ぎます。

3.漏斗にアブラナ科の花の種を20-30蒔きます。

4.種の上に土をかぶせ、光の照射箱に入れます。

5.貯蔵槽を水で満たします。

6.光を24時間照射します。

 

アブラナ小屋

材料
・透明なプラスチックの箱。蓋
・キッチンペーパー
・フィルムケース1つ
・3つのピン(絵を参照)
・幼虫を扱うための平たい爪楊枝
・砂(フィルムケースに充分入るぐらい)
・芽キャベツかブロッコリーの茎

 

 

製作

1.3つのピンをフィルムケースの内から外へ突き出す。だいたい120度の角度で、1.5 cmぐらい出す。
2.フィルムケースを砂で満たす。蓋を押す。これがフィルムケース飼育器である。
3.キッチンペーパーをプラスチックの底に合わせて切り、底に置く。
4.ピンを使って、蓋に空気穴を開ける。

 

 

5.幼虫を移す前に、あなたは、フィルムケース飼育器に幼虫をなじませる必要がある。

・2つの小さい芽キャベツを半分の大きさに切ります。外側の葉を3,4枚取り除きます。
・芽キャベツを半分押します。芽キャベツが平面から45度の角度になるように押しつけます。糞が落ちるようにするためです。ペーパータオルの真ん中にフィルムケース飼育箱を置きます。これでアブラナ小屋のできあがりです。

 

注意深く3,4頭のモンシロチョウの4令から5令の幼虫を置きます。(一つのアブラナ小屋に9-12頭)。プラスチックの箱に穴の空いた蓋をかぶせます。直射日光に当たらないようにします。教室の光で充分です。毎日、食べ物が新鮮で、糞が落ちていないかを気をつけましょう。

キャベツ喫茶

アブラナ小屋よりキャベツ喫茶がが優れている点は、糞が乾いて落ちて、カビの発生を防ぐことです。キャベツ喫茶は、40-60の幼虫の飼育に向いています。

材料
・大きいアイスクリーム容器2つと蓋、シャーレの底
・窓の網戸 50 cm × 20 cm
・竹串6本、20 cmの長さ
・ペーパーキッチンタオル
・1/2の小さいキャベツ
・釘1本
・発泡スチロールだいたい9 cm ×9 cm

製作
1.何枚かのペーパータオルを底に敷く。ここに糞が落ちるので、定期的に交換します。
2.6本の竹串で網戸を支えます。網戸はテープで竹串に固定します。網戸で箱の回りを囲みます。クリップを使って固定します。
3.発泡スチロールの下から釘を刺します。そこにキャベツをさします。こうすれば、糞が下に落ちます。
4.発泡スチロールは、底に固定します。
5.注意深く3令から5令のモンシロチョウの幼虫60頭をキャベツに移します。
6.ナイロンを丸く切って、底に固定します。
7.蓋をかぶせて歓声です。直射日光に当たらないように置いて下さい。教室の光で充分です。窓際で直射日光に当たらないようにします。
8.幼虫は、キャベツ喫茶で蛹まで成長します。上方の壁で蛹をつくります。

キャベツ喫茶の掃除
多くの糞は底のキッチンペーパーの上に落ちます。ほぼ毎日取り替えましょう。
・底を変えるためには、キャベツを注意深く外さなければなりません。もし幼虫が落ちたら、ピンセットか指を使ってキャベツに戻しましょう。
・新しいキッチンペーパーを敷いて、キャベツを置きましょう。

材料
・フィルムケース
・10 cm ×0.7 cm 2本の芯、フェルトかコーティングされていない綿
・小さい釘、プライアー
・砂糖、蜂蜜、黄色色素

 

製作
1.プライアーで釘をはさみ、尖った方をバーナーで熱します。そしてフィルムケースの蓋に 1 cm ×0.3 cmの大きさの穴を開けます。
2.フィルムケースをお湯で満たします。それから小さじ1/4砂糖を入れます。3滴から5滴蜂蜜を入れます。黄色色素を1滴入れます。砂糖を溶かすた
めにフィルムケースを振ります。冷蔵庫で3週間保存できます。
3.この溶液に芯を浸します。芯を蓋の穴から通し約3 cm出します。蓋をします。
4.砂糖水供給器を蝶の飼育器に置きます。
5.2,3日置きに、砂糖水は全て捨てて、お湯と洗剤でよく洗います。漂白液に20分浸けます。よく洗い流して一晩乾かします。(飼育中に安定して使
うには、砂糖水供給器が2つ必要です。)

材料
・新鮮なアブラナ科の花
・糊
・フィルムケース
・パラフィン紙 3 ×12 cm

製作
1.フィルムケースを逆さまに置きます。上方に糊をつけます。パラフィン紙を巻きます。
2.アブラナ科の花、キャベツ、ファストプランツ、カブなどをフィルムケースの底に糊で貼り付けます。縁を切り取ります。蝶が産卵器に来たとき、蝶はパラフィン紙に卵を産卵します。
3.パラフィン紙が卵で覆われたら、アブラナ幼稚園に移すことができます。あるいは、蓋がしっかりできる湿ったペーパータオルが入った入れ物に入れて冷蔵庫で保存することができます。

寒い場合
教室での生活環の場合

昆虫のような冷血動物の場合、例えばモンシロチョウの生活環は、低温では遅くなり、高温では速くなります。生活環は温度に支配されています。例えば、もし金曜日に、全ての蛹が発生の最終段階に達していて週末に羽化することが予想された場合、冷蔵庫(10℃以下)に入れて、発生を月曜日まで遅らせることができます。月曜日になりそれらを冷蔵庫から出すと、通常の発生が始まります。

卵が届いたときに、アブラナ幼稚園が用意できない場合

卵から幼虫が孵化したとき、柔らかいアブラナ科の葉が必要となります。もしあなたがアラスカに住んでいて、適切な葉を用意できないとすれば、スーパーマーケットに行って、カイワレダイコンを購入し、そこに卵を置くことができます。

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